生まれたばかりの子供にも出る、皮膚疾患ですが、その中にアトピー性皮膚炎と呼ぶものがあります。

生後4か月目以降に発症することの多いアトピー性皮膚炎は、耳の裏側や耳たぶ、手足の関節部分などが切れ湿気をおびるのが特徴です。

子供のアトピーは「体質」であるとされていますが、何らかのアレルギー関係が働いていると考えられています。

ですが、まだはっきりとした原因は解明されていません。

よく耳にするのは

  1. ダニ
  2. 食物
  3. 空気
  4. 化学物質

などの複数の要因が絡み合って、アトピーを生み出す要因になっている可能性があると言うことが言われています。

又、乳幼児の時から、乳児湿疹と言う皮膚疾患があります。

赤ちゃんは生後30日ぐらいから、頬やおでこを中心に湿疹が現れます。

この乳児湿疹を、アトピーと診断されてしまうこともありますが、乳児湿疹は、皮脂の分泌が活発になったことで起きるもので特に投薬の必要はありません。

赤ちゃんの皮脂が目立ってきたときにベビー石鹸などで沐浴し清潔を保つことで改善されます。

赤ちゃんの皮膚炎にも、大きく2つの皮膚炎が存在していました。

では、大人のアトピー、大人の敏感肌の違いを考えていきたいと思います。

アトピーと敏感肌の違い


アトピーとは「奇妙な」とか「不思議な」というギリシャ語から来ていて「これと決められない」と言う意味、アトピー性皮膚炎とは「これだ!」と決めつけることが難しい皮膚疾患だと言えるのです。

アトピー性皮膚炎は、何らかのアレルギー物質(アレルゲン)によって過剰な免疫の反応から皮膚に炎症が起き、痒みが出たり、赤く腫れる湿疹の症状です。

アトピーは単に皮膚疾患だけではなくて、気管支喘息やアレルギー性鼻炎(花粉症)など多岐にわたります。

ここでは、皮膚疾患について考えることにしましょう。

アトピーについて

子供の頃にアトピー性皮膚炎を経験した方の役9割近くの方が、大人になるまでに治ってしまいます。

しかし、残りの約一割の方が成人後もアトピー性皮膚炎に悩まされていると言われています。

これを、成人型アトピー性皮膚炎と呼びます。

アトピー性皮膚炎の痒みでは、顔や首の周り、又は胸や背中など、自分の手で掻き易いところに重い症状の湿疹が発症することが多くみられ、そのかゆみや湿疹が慢性化しており、悪化したり、快方に向かったりを繰り返します

そのおおよその目安となる期間は六か月以上になります。

敏感肌について

敏感肌とは、外的刺激に対して過敏に反応してしまう、デリケートな状態の肌の事です。

お肌では角質層が水分を保つ(潤いを保つ)働きをする必要があります。

角質層で、水分(潤い)を保つために重要な働きをしてくれるのが、

  1. 天然保湿因子(天然保湿因子=NMFは角質細胞の中にある、お肌が作り出す天然の保湿剤)
  2. 角質細胞間脂質(角質細胞同士の間を埋めている脂質のことで、セラミド、脂肪酸、コレステロールで構成され)

0.02mmほどの活動を停止した角質層の中で、セメントのように細胞と細胞を結び付けて、お肌内部の水分が蒸発するのを防ぐバリアの働きをしています。

角質細胞が並んだお肌の状態は表面が滑らかですが、角質がめくれた状態になると「カサカサ」した感じになってきます。

「カサカサ」してお肌がめくれた隙間から水分が蒸発して、お肌はますます乾燥してしまいます。

この時、お肌はバリア機能の働かない状態になっていて、外からの刺激が入りやすくなっています。

洗顔料が「ピリピリ」したり、化粧水が沁みたり、髪の毛で赤くなったり、化粧品に含まれるアルコールでかぶれて赤くなったりと、お肌のトラブルが顕著になってきます。

 

アトピーのお肌になってしまったら


アトピーのお肌になったら何に気を付ければいいのでしょうか?

アトピーと言っても様々な要因があります。

外的刺激が要因の場合、又は、精神的なことが原因の場合などもあります。

皮膚のバリアが低下した乾燥状態に、アレルギー因子(アレルゲン)のお肌への侵入があげられます。

  1. ハウスダスト
  2. ダニ
  3. 食品
  4. ストレス

など多種多様な環境的な要因が重なり合い、アトピー性皮膚炎は発症すると考えられています。

原因や症状には個人差も多く、重症化する因子も個人個人多種多様です。

アトピーのお肌にできること

アトピーのお肌をケアするには「これをすればいい」と言うものはありません。

アトピーへの関係因子は個人差が大きく、基本的には医師の治療が不可欠と言えます。

セルフケアとしては、自分の症状を悪化させる原因物質や生活環境をよく理解して、適切なスキンケア(清潔、保湿)をすることで自分の皮膚のバリア機能の改善を図り、症状を悪化させないことが肝心です。

原因がわかっているなら取り除きます

食品であれば、口径方の摂取はしないように食品の添加物などにも気を配ります。

食品表示には目を通すことを習慣にすることは、自分を守ることにもつながります。

ハウスダストなら、こまめな換気と掃除がとても大事です。

また、埃にはカビの胞子も含まれていますので、健康被害の大きな要因にもなっています。

換気では部屋の窓を対角で2か所以上開けて空気の通り道を作ります。

舞い上がった埃を部屋にとどまらせないようにすることはとても大事です。

寝具の洗濯、ベッドや布団には掃除機をかけてダニの死骸を取り除きます。

エアコンフィルター、家具の上の掃除、カーテンやぬいぐるみの洗濯で清潔な部屋を作るのも効果的です。

 

敏感肌になってしまったら


敏感肌になってしまうまえに、何に気を付ければいいのでしょうか?

敏感肌とは、角質の荒れたお肌の事です。

0.02mmの角質が何らかの原因でめくれ上がり「カサカサ」している状態を指しています。

「カサカサ」した部分から何らかの刺激を受け、その刺激に対応できなくなり「敏感」に反応してしまうのが敏感肌です。

敏感肌のケアをするにあたっての注意点

敏感肌のお肌をケアするには次のことに注意します。

  1. 入浴時は、ナイロンタオルなど刺激になるものは使わない
  2. 石鹸や洗浄剤は良く泡立ててから、泡で包み込むようにして洗う
  3. メイクを落とすには洗浄力の優しいものを選ぶ

クレンジングミルク、クレンジングクリーム、クレンジングバームなど、肌をゴシゴシこすらずに柔らかくメイクを落とします。

この時40秒以内ですすぎを終えます。

洗顔料は香料など余計な添加物の入っていないものを選びます。

固形石鹸などもおすすめです。

たっぷりと泡を立て摩擦の少ないように静かにゆっくりと泡で汚れを落とします。

すすぎはぬるま湯で40秒以内で済ませます。

保湿が大切

入浴後は肌の皮脂膜が取れ乾燥しやすくなっています。

ボディーケアもしっかりと保湿を心がけます。

お肌の乾燥を改善するには、失われた水分を補給することが大事です。

ですから、化粧水は、高保湿で低刺激なものを選びます。

与えた水分が肌でとどまることが肌質を良くするには大切です。

  1. アミノ酸
  2. セラミド

などの天然保湿成分や、細胞間脂質を補う保湿効果の高いケア製品が好ましいといえます。

化粧水は、手で温めて丁寧に数回に分けて肌に含ませていきます。

乳液やクリームは、保湿を十分に出来るもの優しく肌に乗せていきます。

決してこすったりしないことが大事です。

お肌のターンオーバーがしっかりと整うまではきちんとしたお手入れをします。