皮脂と汚れが混ざり合って毛穴に詰まることでできる角栓。

角栓ができると毛穴がつまり、中でアクネ菌が繁殖しやすくなってニキビの原因となります。

まずは角栓を防ぐことがニキビ予防につながるのです。

ニキビのできる仕組みと、ニキビの角栓の正しい処置方法についてお伝えします。

 

 

角栓とニキビの関係とは

ニキビが出来て悪化していく過程には、角栓が深く関わっています。

 

ニキビはこうやってできる

ストレスや睡眠不足、偏った食習慣によってホルモンバランスが乱れると、皮脂の過剰分泌が起きます。

すると肌のターンオーバーが乱れ、古い角質が肌表面に溜まっていくようになります。

肌表面にある角質は28~40日の周期で生まれ変わっていますが、古い角質がとどまっていると新しい角質は表面に出てこれません。

肌の上に溜まった角質は皮脂と混ざり合い、毛穴の出口を塞いでしまいます。

すると内部でアクネ菌が増殖し、ニキビが発生します。

20代以降はターンオーバーの乱れが主な原因ですが、年齢が若い人は新陳代謝が活発で皮脂分泌が多いため、角質も溜まりやすい傾向があります。

 

ニキビの種類って?

ニキビは段階によって4種類に分けることができます。

 

白ニキビ

ニキビの初期段階を白ニキビと呼びます。

角栓が毛穴に詰まり、1mm~3mm程度に小さく盛り上がった状態です。

この時点では痛みはほとんどなく、赤みもありません。

 

黒ニキビ

毛穴に詰まった角栓の薄い膜がはがれ、表面に顔を出します。

脂は空気に触れると酸化するため、黒ずむことから黒ニキビと呼ばれます。

この段階でもほとんど痛みはありません。

 

赤ニキビ

赤みが出て痛みを伴うようになった状態が赤ニキビです。

いわゆるニキビという言葉でまず思い浮かぶのがこの状態ではないでしょうか。

毛穴の内部で、皮脂をえさにアクネ菌が繁殖した状態です。

 

黄ニキビ

赤ニキビがさらに進行すると、膿をもった黄ニキビになります。

角栓が大きく顔を出し、触れるだけでも痛い状態です。

内部が膿んでいることでアクネ菌が毛穴の奥までダメージを与え、細胞を破壊してしまいます。

黄ニキビまで進行すると長引きやすく、ニキビが治ってもニキビ跡になりやすくなります。

 

ニキビは初期段階での対応がカギ

ニキビは初期段階の白ニキビ・黒ニキビのうちに対処することが肝心です。

毛穴に角栓が詰まっただけですべてがニキビになるというわけではありませんが、炎症を起こす前に対処する必要があります。

角栓が詰まる原因は、皮脂の過剰分泌や肌のターンオーバーの乱れにあります。

この肌の状態を改善することで角栓ができにくくなり、結果的にニキビの予防につながります。

ストレスや睡眠不足がニキビによくないと言われるのも、それらの原因で肌の新陳代謝が上手くいかないことが根本的な原因なのです。

 

 

ニキビの角栓の処置方法とは

このように、ニキビが進行する前に角栓をケアし、角栓ができない肌を目指していくことがニキビケアのポイントとなります。

ニキビの角栓の処置方法について見ていきましょう。

 

無理やり潰すと跡が残ることも

赤ニキビ・黄ニキビまで進行すると、そのまわりは炎症を起こしているため刺激に敏感な状態です。

ここで無理やり角栓を絞り出したり、ニキビを潰したりしてしまうと、跡が残って色素沈着やクレーターになることも。

特に黄ニキビまで進行していた場合、皮膚の奥の細胞まで破壊されるため、クレーター状になった皮膚は二度と治りません。

何度ターンオーバーを繰り返しても、凸凹になった毛穴の形が元に戻ることはないのです。

 

早い段階なら方法によってはOK

基本的にニキビは潰してはいけないと言われますが、白ニキビ・黒ニキビのようにまだ炎症を起こしていない初期の段階なら、角栓ケアは有効です。

ただし毛穴パックやピンセットなど、肌に負担を与えるような方法はNG。

ニキビを潰すというよりも、中に詰まっている角質を浮き上がらせ、そっと押し出すように取るようにします。

入浴後で肌が柔らかくなった状態か、蒸しタオルなどで顔を温めてから、コメドプッシャーを使って優しく処理します。

明らかに角栓が隠れて見えない場合は、深追いするのは避けましょう。

角栓が表面に見えているものだけを、あくまで強い力は入れすぎないよう行います。

深追いすると色素沈着や赤みができる原因となります。

 

皮膚科の治療

ニキビぐらいで病院なんて…とためらう人も多いですが、ニキビ対策には皮膚科の治療を受けることも有効です。

主に塗り薬での治療となり、場合によってはビタミンCの内服薬が処方されることもあります。

ニキビの角栓が詰まっている場合、ディフェリンゲルという保険適応の治療薬があります。

乾燥しやすい、効くまでに時間がかかるというデメリットもあるものの、継続して使うことでニキビに一定の効果が見込めます。

敏感肌やアトピーがあると使えないこともあるため、まずは医師に相談してみましょう。

 

スキンケア

ニキビを予防するためには正しいスキンケアが不可欠です。

洗顔と保湿を正しく行っていれば、ターンオーバーのサイクルが整って自然と角栓が詰まりにくい肌になっていきます。

すでにニキビがたくさんある場合は、ニキビ用のスキンケアを使ってもいいでしょう。

アクネ菌の増殖を防ぐ成分が含まれているため、初期段階で食い止めることができます。

 

 

角栓を作らないことがニキビケアの近道

ニキビを潰してニキビ跡やクレーターになってしまい、後悔している人も多いのではないでしょうか。

ニキビの初期段階でケアをすれば、跡にならずキレイに治すことができます。

また、角栓ができないように肌そのものを整えていくことが、根本的なニキビケアにつながります。

初期段階ならスキンケアで、悪化してしまったら皮膚科で正しい処置を行うようにしましょう。